物の価値は変動する
価値が変わらないことでモノと交換できるという機能を持っているのがお金であるのですが、それは厳密には正しくありません。
他のものに比べて価値が安定していて変わりにくいというのが正確なお金に対する評価になります。
特に現在の日本国内ではお金の価値の変動をそれほど感じることもないので、多くの人は絶対的な価値観でお金を扱っているといえます。
それは他の国と比べても圧倒的に貯金額が多いということからも分かります。
国内のお金の価値が目に見えて分かるようでは安心して銀行にもお金を預けることもできません。
日本の円は世界的に見ても非常に安定して、しかも貯金も国によって補償されていることからもお金の価値は絶対神話のようになっています。
ただ世界情勢というのは、いつどうなるか分かりません。
お金は分散して所有する
いろんな意味で資産などはリスク分散しておくというのは正しいといえます。
インフレが起こるとお金の価値も下がりますし、日本はそうならないといえません。
どちらかといえばデフレが続いていたために日本政府や日銀はなんとかインフレを起こして景気回復を狙っているぐらいです。
お金の価値が変わるのを短期間に実感できるのはやはり外貨との比較だと思います。
ドルやユーロ、ポンドなども毎日のように刻々と変動する様子をみると日本の円のお金の価値というのは常に変動しているのが分かると思います。
お金を絶対的価値のあるものという考え方は危険である認識を持っておく必要があります。
ドラマのセリフのように「信じるものはお金だけ」というのを聞くこともありますが、お金こそその価値を信じることはできないのです。